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すると、静香が僕を守るように立ちはだかった。
「みんな!何を言ってるんだよ?
馨の父さんは無実だし、馨だってそんな事をやったりしない!」
静香はそう言うが、クラスメイト達は引かない。
「お前、犯罪者の味方か!?
て、事はお前も犯罪者だ!」
「犯罪者と一緒にいたら犯罪者になるって母ちゃん言ってたぞ!」
そのセリフに頭に来た静香は、男子達に殴りかかった。
「静香!静香!!止めて下さい!!」
僕は慌てて仲裁に入ったが、静香は聞く耳を持たない。
仕方がないので、僕は静香を羽交い締めにした。
「離せ!馨!
コイツらお前に暴力を奮ったんだぞ!?」
「僕は殴られてません」
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