あきのもと

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横目で女の子達の様子を伺う俺に首を捕られながら、サトーはケホケホと咳をしながらじっと目を閉じていて…幸い杞憂に終わったが…いつ泣き出すかと思うと俺は気が気じゃなかった。 彼女達に背を向けたカトーがサトーを引き受けた俺を見て、女の子に見せたのとは種類の違う、ニカっとした親しみの笑みを浮かべた。 …とっとと引き取れよな。 俺はサトーの肩に回した腕を引き抜きつつ、カトーに目をやる。
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