あきのもと

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苦笑しながら、 「佐藤」 カトーがサトーのその肩に手を置いてぽんぽんと叩く。 「お前ね、時と場合を考えなさい」 サトーはカトーがようやく優しい顔をくれた事に安堵したのか、 「………加藤」 俺が腕を放した途端よろめいたがこれ以上のお守りをする気のない俺はそのまま捨て置いた。 …こいつの世話係はカトーだろ? カトーはチラリと俺の顔を見て、そのままサトーの腕を取って引き上げた。
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