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「え?3人って…。」
藺の声に嫌な予感を拭えない。
出来れば俺と蓮と亮であってほしい。
こいつは何故かいつも俺たちをおもちゃにして遊ぶ傾向がある。
悔しいがいつもまんまとその手に引っかかってしまう俺って…。
「もちろん、蓮と理玖と類の3人よ。
仲良くなりたいんでしょ?
それに、3人は仲良くなれると思うよ。
ライバルとして。」
フフっと蘭とそっくりのかわいらしい笑顔で言う藺。
嫌な予感的中…。
受け取ったエコバックを落としそうなくらいこう垂れる蓮。
最後の一言が小声だったことに感謝しつつも、
やっぱり好きなのかと落胆しつつ
買うものリストを書いてもらい3人で外に出た。
って言うか藺、なんで俺たちの気持ち知ってんの?
俺等1回も言ったことないんですけど…。
女のカンってヤツか?
確かにいつも手の平の上で転がされてるが、ここまでお見通しなのか?
一生藺には勝てない気がする…。
若干の恐怖を覚えた一瞬だ。
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