~デアイシモノ~

14/31
前へ
/32ページ
次へ
「しれっと嘘つかないでよ。名前と幼馴染ってことしか合ってないじゃないか。」 「冗談だ。本当にそう思っているのはクラスの3割ぐらいだ。」 「そうか、よかっ…ない!!全くよくないよ!!今更だけど僕らってそんな目で見られてるの!?」 本気で泣きそうだ。 「冗談だって♪相原ってイジリ甲斐あるな~♪」 「その言葉になによりヘコむよ…。」 そんな様子を見て谷本さんは必死に笑いを堪えているようだ。 これも谷本さんが緊張しないように上条が気を遣ったんだな。そう思いたい…。 「と言うわけで、改めて相原優です。ノーマルだから安心してね。」 「はい。よろしくお願いします。」 2度目の自己紹介。なんだか1度目より動揺しているのは気のせいだろうか…。 ----------------------------------------------
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加