5人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
少し離れたところに押され気味に交戦している徹がいる。
「伏せろっ!!!」
僕は交戦する一人と一匹のもとへ駆け出した。それと同時に”能力“を発動した。
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かくして一匹のヤミガミの討伐に成功した僕たちは気絶した少女を抱えて本部に戻る道中である。
「それにしてもお前の能力すげ~な~」
と、不意に徹が能天気に言った
「そういえば徹は久しぶりにみるんだったね」
僕の能力というのはさっき使った“水纏~ミズマトイ~“のことだ。
水纏は近くにある水を身に纏い、運動能力や動体視力を格段にあげる技で、さっき僕は
いつも持ち歩いてる筒に入れた水を全身に纏ってヤミガミを一瞬で斬り伏せた。
ヤミガミは死亡と同時に爆ぜて消えるのが特徴でゆえに詳しくはまだ解明されてない。
この地域にはまだヤミガミの出没は少なかったがついにこちらにも根を広げてきたらしい。
主任もこの件で対策を練ると言っていた。
最初のコメントを投稿しよう!