帰り道での出来事

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午後の授業も寝ながら過ごし下校の時刻になっていた 『おーい、起きろ』 聞き覚えのある声で目を覚ます 声のした方に目をやると吉田がいた 声は誰のもかわかった 『斎藤帰ろぜ、おまえなかなか起きねーんだもん』 『そうか?』 『自覚ねーのか、授業中に先生がおまえにキレてまた怒鳴ってたぞ』 吉田が呆れた声でいった またとは度々あることなので気にはしなかった 『じゃ、帰るか』 俺はまだ眠い目をこすり立ち上がる
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