少年少女の理念戦線

【Ｒｅｖｏｉｕｔｉｏｎ編 第０章】

　体長は大体２ｍぐらいで、この種族は確か「ディスキャンドル」だったはずだ。　現段階ではこの種族はこの世界では５番目くらいに多い種族で、ほとんどが派手な職種を選ばず、街の管理や清掃、犯罪の検挙などの治安活動を行っており、実際たった一人でトラックを持ち上げることが出来るくらいの腕力を有している。　

　この種族はこの【畢竟幻夢】では五番目に多い種族で、こいつらは大抵職種に街の治安活動

　ほかにも空では翼を広げたときの全長が１２ｍぐらいはある馬鹿でかい鷹が空から監視していたりもする。　そしてほかにもアリとあらゆる種族が暮らしているが、はっきり言っておくと全体の約５０％は人間、もしくは元人間だ。　人間の比率が圧倒的に多いのが現状だ。

　だが、実際に本当に危険な戦場での戦いや、世界の闇で暗躍している者達はこの世界の全ての存在の内の２０％にも満たない。　

　そんな世界のある大きな街に彼はいた。

　αシティー

　総面積３８万ｋｍ2、総人口５２００万人、畢竟幻夢№３の巨大都市。　

　その街の東側に少年は一旦交差点で減速して、歩きながら、何かを思い出したかのようにポケットの中に入っている小型の通信機で一言言った。

「もしもし、ああ、俺だ。あのさ、今日学校休むわ。担任に伝えといて、ヨロシク」

「ハァ！？　お前何言って―」

　走りながら携帯電話を片手に話し相手に有無も言わせずに用件を伝えると小型の通信機をそのままポケットに戻して、フードを深くかぶり直すと、自前の体力で物凄い速さで歩道を再度走っていった。