少年少女の理念戦線

【Ｒｅｖｏｉｕｔｉｏｎ編 第０章】

　同時刻、街のとある学校で一人の少年が自身の目の前に浮かんでいるウィンドウ画面を操作しながら

「よし、今日の課題はこれで良しと」

　独り言のように呟き、そウィンドウ画面を閉じると、鞄を持って教室を出て行った。彼の名前はコウ。この学校では成績優秀スポーツ万能ルックスも良く、女子にはモテモテというスーパーマンだった。

　身長１67㎝、体重５８キロ、得意科目　国語　数学　社会　理科　英語　保健体育　技術　家庭科　音楽　というほとんど完璧な人間だった。

　女子からは物凄い声援が飛び交い、男子からもなかなかに人気があった。憧れの存在と言った感じだ。

「さて、これからどうするかな。　家に帰って勉強するのも億劫だ。　かと言ってもほかにやることないしな。　まあ、いいや。ゲームでもやるか」

　そういうとコウはポケットの中からアイフォンを取り出し、鞄の中からヘッドフォンを取り出すとアイフォンに繋ぎ、音楽を聞きながら教室を出て手に持った小説を歩きながら読んだ。

　階段とかで待ち伏せしている一部の妬んでいる生徒が掃除道具を構えて不意打ちや集団で襲われても何も言わず、無駄のない動きで蹴りを入れた。