【Revoiution編 第0章】

3/49
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
 皆さんは自分の願いをかなえたいと思うときはないかな。俺はあるけどなかなかそういったことを実現するのは難しい。 それはまぁ、みんなも知っていると思うけど自分自身のなりたい理想像なんてものはそうそうなれるもんじゃない。 ましてや現実の摂理に適わない理想は作り上げられない。  だが、それは現実世界ではの話。僕が住んでいるこの世界は絶賛相対性理論&因果律を無視して創られている。但し、この世界で住む事はあまりお勧めしないね~。  どうしても住むという人は次の四つの条件を全て受け入れることだな。  一つ目 その願いが現実世界で叶える事ができる願いだったらこの世界にこないこと。  二つ目 その願いが自分の全てを懸けるだけの大切な願いで、その願いを叶えるだけの揺るがない強い理念をもつこと。  三つ目 この先未来永劫戦いの世界に身を投じる覚悟がある人だけこの世界の住人になること。   四つ目 この【畢竟幻夢】に望まずして来てしまいやむ終えず、この世界の住人になった者もいるということを心しておくこと。  以上の四つを満たした人だけなるのが俺としては良いと思われる。 まあ、たまにいつの間にかこの世界の住人に勝手に登録されていることもあるからどうでも良いんだけれどそれでも一応宣告しておくからな。  以上の四つの項目を覚悟してくれれば別に良いんじゃないかな? 実際この世界のルールはそれだけだし、命の保証なんてものは存在しないからほとんど自由気ままの理想郷のような所ではあるがそれに伴いある意味、競争社会となっているため、そう簡単に生き残れはしないと思う。  そんじゃこの辺にしてそろそろストーリーに戻るとするか。 ちなみにさっき話をしていたのはこの世界の創造者であり、俺ではない。  俺は、そうだなこの作品の主人公とでもいっておくべきだろう。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!