プロポーズ

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1週間はあっという間に過ぎていった。 今週は家に帰ってからも仕事があったため、落ち着いて考える時間もなく土曜日になった。 「今日は定時に上がれますか?」 亮に話し掛けられ、私は手を止めて時計を見た。 もう17時半だった。 「大丈夫だと思います。清水の仕事、確認してきます」 私は清水のデスクに向かった。 「大丈夫です。後10分くらいで終わって、佐々木さんにチェックして貰うつもりだったので」 私は清水のパソコンの画面を覗いた。 仕事は順調に進んでいるようだった。 私は何気なく、清水のデスクのカレンダーを見た。 「あ…」 私は小さく声を出した。 「何かありますか?」 清水は自分の仕事にミスでもあったと思ったのか、心配そうに聞いた。 「違う、仕事の事じゃない。…今日って週末だよね?それとも、明日が週末?」 清水はわけがわからないという顔をしていた。 「ごめん、なんでもない。仕事続けて」 私はとりあえず、亮のデスクに向かった。 「18時には上がれます」 亮は仕事の手を止め、私を見た。 「では、清水さんでも誘ってご飯でも食べて帰りますか?」
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