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それから亮が言った通り、私達はたくさんの人に祝福された。
みんな自分の事の様に喜んでくれた。
亮の両親も私の両親も少し結婚を諦めていたからか、涙目になるほど喜んでくれた。
私は幸せを噛み締めた。
指輪も結婚式も亮と散々悩んで決めた。
私達はこれからも散々悩んで生きていくんだろう。
「陽子、俺達は並んで歩いていくんだよ。何があっても俺は陽子の横にいるから、陽子は俺の横にいるんだよ」
婚姻届を出した帰り道、亮が私に言った。
亮はやりたい事と出来る事しか言わない。
Fin
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