【◇前語り◇:白の助】

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おはよう。 こんにちは。 こんばんは。 この度、この物語の記念すべき初語りをさせて頂きます、 私、白の助というものです。 本名では御座いません。 はじめに言っておきますが私、一応この物語の登場人物の1人であります。 がしかし、残念なことに主役では御座いません。 サブキャラです。 自分で言うのも寂しいですね。 どうかあなたの生きる世界では、あなた自身が主人公であることをー…。 え? 主役でもないやつが何故、偉そうに語るのかと…? …。 知りませんよ。 この作者にきいて下さい。 本当のところ私は、この物語には関わりたくなったのですから。 まあ、でもあれでしょうね。 これでも教師ですから、色々と物知りでしてね。 特にあなた方“表の住人”は、こちらの世界について何も知らないのでしょう? あの有名な”小さな大戦争”も? …そうでしょう。 ここで、うまく伝えるのが私達教師の役目かと。 しかしまぁ、あれ程の事件を国もよく誤魔化してきましたね。 “小さな大戦争”。 これは裏歴史上最も名の知れる大殺人事件です。 知らない人はいないでしょう。 そして、この物語のきっかけでもあるのです。
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