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だんだん、理美に対して疑問が出て来るようになった。
就職先の相談をしても誰が見ても明らかによくない所を勧めてきたりした。
校内ではわりと格好いい男子に告白された時も、良くないことばかり言い、大反対した。
そういう事を多々感じるようになり、私は理美と少しずつ距離を置くようになり、心を閉ざした。
理美以外の友達も、仲良くなったきっかけが理美だったため、当たり前のように疎遠になった。
やっぱり、信じられるのは勉強、そして自分のみ。
笑顔が消えていく自分に気付いてはいなかった。
私は理美に一番反対された大手企業に就職した。
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