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日常とはなんだったのか
さて、当然だが、その後、魔王を捕獲した
で、説教中だ
俺
「なんで、こんな事したんだ?」
魔王
「………」
俺
「黙ってちゃ、わからないぞ、魔王」
魔王
「魔……呼……な」
俺
「ん、なんだ?聞こえないぞ?」
魔王は大きく息を吸い
息を吐き出すと同時に大きな声で叫びだした
魔王
「だから!ワシの事は魔王【様】と呼べと言ってるじゃろ!
だいたいなんじゃ!さっきから黙って聞いておれば!
ワシは魔王!お前は下僕!
上下関係もわからんのか貴様は!」
……またか…本当に、こいつには悩まさる
俺
「俺が父親なんだから、当然だろうが!」
魔王は先ほどよりも声を荒げる
魔王
「なんど、いったらわかる貴様は!
ワシはお前の娘に転生しただけじゃと!なんべん、同じ事を言わせるのじゃ!」
きりが無いぞ、これは……
よし、テストしてみるか
俺
「ふむ……1+1は」
魔王
「む、む?4じゃ…」
俺
「何か、呪文を一個唱えてみろ」
魔王
「ふふん、それならとっておきぞ!
【炎の宴】!」
バッと魔王は両手を前に突き出して構えると詠唱を始めた
詠唱が終わると魔王の両手に炎が渦を巻きだし、一つの球になった
そして、それは放たれた
そう、スーパーボール程の大きさのそれを…
パフン
と、言う、明らかにしょぼい音を鳴らして
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