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「えみ、帰ろーぜ」
いつもの様に、陽太が声をかけて来た。
「あ、うん」
カバンを持って立ち上がる。
「小野田さん、また明日。」
突然、隣から声をかけられて、びっくりして、風間くんを見るとニコッと笑顔を見せた。
「…はぁ…また明日」
呆然として、返事を返すと風間くんは爽やかに笑って、私を見送った。
今まで、殆ど話した事も無かったのに何、急に?
陽太を追いかけて教室を後にした。
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