イケメン二人と平凡

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ササッ サササッ 忍者のごとき動きで、声のする教室へ 壁に耳を当てると うふんあはんな声や音 キタコレー! 「…んせ……せんせ…!」 「っ、声がでけぇよ……ほら…」 クピャー!! 先生と生徒!!禁断の愛! ありがとう会長!!起こしてくれなくて良かった! しかし… 誰だ? そーっと中を覗いて…… ゴンッ セラ「いてっ!!」 「誰だ!!」 「ひゃっ!!」 わぁ…なに俺… 壁に頭打つとかないわー セラ「ごめんね~会計の紫藤世羅でーす!邪魔するつもりはなかったんだけどさ~」 「生徒会…」 セラ「あ、誰にも言うつもりないし~安心してね~?でもぉ、やるなら見回りとかこない部屋でしたほうがいいよ~?」 「は?黙ってて…くれんのか?」 そりゃもちろん、萌えを守る為なら俺は黙秘するぞ!! セラ「だって恋人同士でしょ~?贔屓とかしなきゃ問題ないし~あ、俺のオススメはねぇ~三階に上がる北階段下の用具入れかなぁ?結構広いし~電気あるし~穴場だよ~」 「………はぁ」 セラ「じゃあ九時には見回りくるからぁ~気をつけてね~バイバ~イ」 くぅ~!腐男子にあるまじき失態だ! もうふて寝しよ!
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