前編

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僕はカッと頭が熱くなり、バシッと手をはね除けた。 "離せっ! お前に何が分かるっ!?" はあはあと肩で息をする。 心を覗かれたようで酷く焦った。 「…ごめん。 でも、私はキミと仲良くなりたいの。」 また手を差しのべる人間。 「私は―――。 キミの名前は?」
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