前編
4/10
読書設定
目次
前へ
/
22ページ
次へ
僕は自分のための城をつくった。 城の窓からは、人々が行き交う姿が見えた。 "はははっ。 人が小さな麦粒みたいだ。 ほら、見てごらんよ!" 振り返っても、誰もいない。 幼い頃からずっと同じ。 僕はずっと独りだ。 "はは、は…。 ……大丈夫。僕は、独りでなんだってできる。 そうさ、なんだってできる。" 絶対に、扉は開くもんか。 これは今まで独りだった、幼い僕のプライド。
/
22ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!