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「さようなら…翼。」 学校の屋上。 空には人を闇へ誘いこむような妖艶な月が昇っていた。 彼女―日向は屋上のフェンスの向こう側。一歩後ろへ下がれば闇夜へ落ちて行く場所で告げた。 「な、なにやってんだ!?はやくこっちへこい!!」 「ごめんね…」 彼女は一歩後ろへ足を踏み―
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