刑務所日記

府中刑務所の献立

府中刑務所は１ヶ月の献立が月末に工場、考査の場合は舎房に張り出される。地方の刑務所と違い流石に府中は中々良い物が出るが所詮刑務所だ。同じ物の繰り返しで朝は麦飯に味噌汁と何か一品と漬物類、昼と夜は良い時と悪い時に落差があり、想像しにくいだろうが湿気た学校給食と思えば大体想像がつくだろうか？府中刑務所は火木土日の夜にパン食になり日曜日の夜にはあんこがでる。入所したてはこんな物と思うが貴重な糖分となり半年もするとほとんどの人間が楽しみにするようになる。ちなみにあんこや祝日に支給されるお菓子などは刑務所では『甘シャリ』と言われ、水曜日の昼に出る麺類は『長シャリ』と呼ばれる。そうそう府中刑務所のパンは旨いと評判だったが本当に旨かった。中でもブドウパンは絶品でみんな２週間も前から楽しみにしている。府中刑務所はパンも水じょう工場の自家製なのだ。