第十話

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「『火は全てを燃やし水は全てを押し流す……」 「な、何これ……?詠唱が『レインボージャッジメント』とは違わない?」 「土は全てを砕き風は全てを断ち切る……」 「えっと……ユーラスの実力って底無しなの?」 「雷は全てを焼き光は闇を滅し闇は光を飲み込む。此処に全ての力は集い全てを滅する力となる』! これでこの決闘は仕舞じゃ! 『エクセリオンジャッジメント』!!」 「え、ちょっと……こんなのって……」 妾が放った虹色の砲撃はシルフィードを吹き飛ばす…… 「止めろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 ああ……バカンバラみたいな勇者(笑)特有のご都合主義(主人公補整)を忘れてたのじゃ。 有り得ない位の速さで復活したバカンバラは虹色の砲撃を自身の魔武器で切り裂いたのじゃ。
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