第十一話

4/12
前へ
/188ページ
次へ
「そう言えば時夜は何処に行ったのじゃ?」 「あ、それ僕も気になった。」 ある程度買い物を終えた後妾はこの場にいないもう一人の人間の事を聞いたのじゃ。 「ああ、兄さんだったらミナに『買い物に行きましょう!』って言われて連れ出されたわ。」 うむ……レインスじゃったら問題も無いの。 ……………んむ? 「のう、あの人集りは何じゃ?」 妾は前方にある人集りに目を向けたのじゃ。 「ん~~~?どれどれ……げ!?」 ウィンが訝しげに見るがその表情が嫌そうな顔に変わったのじゃ。 「どうしたの?」 「………カンバラ君が時夜君に絡んでる。」 ………………は?
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

774人が本棚に入れています
本棚に追加