第十一話

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「二人とも何をやってるの!? あのままじゃ野次馬にまで被害が出ちゃうよ!?」 「兄さんもう完璧に頭にきてるから抑えようが無いよ!?」 あわや大乱闘かと思われた矢先…… 「馬鹿が………魔装『闇月』! 吠えろ……『黒月の蹂躙』!!」 「え……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」 謎の声と共に放たれた黒い閃光がバカンバラ『だけ』を吹き飛ばしたのじゃ。 「大丈夫か?」 「誰だあんたは?」 そこには真っ黒なローブを着ており左手に漆黒のライフル銃を握った女子(解ったのは声の高さからじゃ)がいたのじゃ。 「………『魔帝』と言えば解るだろう。」 「ま、魔帝!?あの有名な!?」 ああ、恐らくレインスじゃと思われる奴か。
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