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「二人とも何をやってるの!?
あのままじゃ野次馬にまで被害が出ちゃうよ!?」
「兄さんもう完璧に頭にきてるから抑えようが無いよ!?」
あわや大乱闘かと思われた矢先……
「馬鹿が………魔装『闇月』!
吠えろ……『黒月の蹂躙』!!」
「え……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
謎の声と共に放たれた黒い閃光がバカンバラ『だけ』を吹き飛ばしたのじゃ。
「大丈夫か?」
「誰だあんたは?」
そこには真っ黒なローブを着ており左手に漆黒のライフル銃を握った女子(解ったのは声の高さからじゃ)がいたのじゃ。
「………『魔帝』と言えば解るだろう。」
「ま、魔帝!?あの有名な!?」
ああ、恐らくレインスじゃと思われる奴か。
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