第十一話

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『黙れ!魔帝様は俺達を苦しめる貴族『だけ』を倒してくれてるんだ!』 『あんたは貴族を殺すからって勝手に悪者扱いにするのかよ!!』 『魔帝様をガイナ王国で指名手配にしたのは貴方でしょ!』 『貴方みたいなのが勇者だなんて……ガイナ王国も終わったわね。』 『『『帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!』』』 う~~む……慕われとるんじゃなあ…… 「く!皆は魔帝に騙されたり脅されてるんだ! 僕が今すぐこいつを……」 「もう良い黙れ。『幻武:サイレントチェーン』。」 次の瞬間バカは紫色の鎖にがんじがらめにされ沈黙したのじゃ。 「さっさと帰った方が良いぜ。」 「………ありがとう、魔装『雷神』。」 そう言って魔帝は雷を纏った具足を作り出しあっという間に消えたのじゃ。
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