第十一話

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「お前も帰った方が良いぞ? 次は気を付けろよ?」 「あ、はい。ありがとうございました。」 そう言って女子も帰ったのじゃ。 因みにバカは街の人々に寄ってたかって袋叩きにあっとる。 「トキヤさん!」 そう言って時夜の傍にやってきたのはレインスじゃった。 「遅い!何処に行ってたんだよ! こっちは大変だったんだぞ!?」 「その……ちょっと難癖付けられちゃって……」 レインス……その言い訳は苦しいぞ? 「………まあ、良いか。理由は何であれ大変だったみたいだしな。」 何故疑いの目線を向けながら信じる…… 「もう良いよね?兄さ~~~ん。」 美樹はそう言って時夜達に声をかけたのじゃ。 「ああ、美樹にユーラスにシルフィードさんか。 一緒に買い物か?」 「うん。」 本当に仲の良い兄妹じゃのう。
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