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一団はマリーナを真ん中におき、囲うようにして人が集まる。一番外側には武人を配置する。
エドは前衛、サラたちはしんがりを勤める。一番最後尾を待っているのだが、意外と長い。
「これを隊長格三人か。」
「他の人たちもいるじゃん。問題ない問題ない。」
「そうかな? 強いやつらはみんな街においてくんだぜ? オレらで守るようなもんさ。」
ジオは笑いながら言った。笑えないからと思いつつ、サラも苦笑する。
「しかしよく耐えたな。震えるかと思ったよ。」
「偉い? 頭撫でて?」
「おまえ何歳だよ。」
それでもサラが頼むと、ジオはよしよしと頭を撫でてくれる。
幸せだ……無料の幸福を頭に感じながら、サラは満足そうな笑顔をみせた。
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