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ゆっくりと静かに沈んでゆく
"今日"という日が少しずつ、少しずつ消えてゆき
そうして私は、また一歩夜空に近づいた
"今日"が静寂の中に柔らかく溶けて無くなるのは
生まれたての、儚い"明日"を優しく受け止めるため
ーーー"明日"は何処からやって来るのか
その問いは、あまりにも稚拙で
そして随分と崇高な命題であり
その答えを知る由も無い私は
一日、また一日と絶えいる"今日"を見つめ
何の穢れもない、真っさらな"明日"を抱きしめよう
私は望む
私が抱いた"明日"が御加護となって降り注ぎ
そしてあなたが幸せになる事を
私は望む
どうかあなたが安らぎをもって眠りにつきますように
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