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僕と一馬さんは昔から仲が悪く、いつも合うたびにいじられてきた。
小さい頃なんて、家の屋根に登らされて、降りれなくなった事もあった。
今から考えてみれば、いい迷惑だ。
教室に帰った僕をみんなは弱虫と言わんばかりの目で見てくるが、一人だけ違った。
「お疲れ様…よく我慢したね」
帰った僕にそんな言葉を言ったのは、明日菜だった。
みんなが不思議そうな目で僕達を見ていた。
「関係ないだろ」
僕は彼女に冷たくし、自分の席に戻った。
「なんなのあいつ!明日菜さんが心配してくれたのにあの態度?」
「へっ…あいつ馬鹿だろ?明日菜さんに声かけられたのに、あの態度!死ねばいいのに(笑)」
「感じ悪~」
等々が聞こえて来たが、無視して眠る事にした。
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