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僕達は開いていた教室…と言うより、部室みたいな所に入り、座り込んでいた。
「神姫 明日菜…」
いきなり彼女が口を開いたのに戸惑い、僕は、ほうけていた。
「私の名前…神姫 明日菜って言うの…あなたは?」
彼女の名前…
神姫 明日菜か…
「な~ま~え~わ~!?」
彼女はいかにも不愉快と言わんばかりの声で僕を威嚇していた。
「う…海野 八雲…海の海と野原の野、それから、漢字の八に雲で八雲」
彼女はその時、海野!?と小声で言ってから、口を開かなかった。
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