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退屈そうにしていた有栖に声をかけて、学園長室をでた。
すると有栖は少しチョケタ風に言うと行くよ?と俺に手招きしている。
それから有栖に付いていったのだが、有栖が途中道を間違えたらしく、教室に行くのに20分かかった。
ちなみに普段ならば10分かかるか、かからない程度だと言う。
「ごめんね、ごめんね、無駄に歩かせちゃったね」
「大丈夫だ」
「よかったよかった、そう言ってもらえると助かるよ、それじゃ私が合図したら入ってね?」
俺は頷いて返事をし、それを見た有栖はなかに入っていった。
「ハイハイ、皆始めるよ~今日は転入生を連れてきたよ~」
有栖の言葉で教室は騒がしくなる。
「センセー男?女?どっち?」
「カッコいいの?」
「美少女かぁ!?」
「えっとえっと、男の子だよ~それにすっごいイケメンだよ、それじゃ入って」
おっやっと呼ばれた、少し緊張するなぁ、俺は若干の緊張を抱きながら教室に入っていった。
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