15人が本棚に入れています
本棚に追加
そして全て潰すと俺は魔法を詠唱する。
「大いなる陰陽よ、我に仇なす者に光と闇の消えぬ影の裁きを与えよ…合成魔法」
俺が詠唱し終えると右手に闇、左手に光の球がそれぞれ形成されており、
俺は柏手を打つように2つの球を合わせた。
すると先程までの球はなく、代わりに黒とも白ともつかない不思議な色の大鎌が握られていた。
そして俺は相手に見えるが反応できない速さで天野以外のやつらの首を狩っていく。
「ギャアァァァァ!!」
俺は次々容赦なく狩っていくがこの大鎌で実体は切れない、切れるのは影だ。
「ぐわあぁぁぁぁぁぁ!!」
実体があるから影ができるし、実体が変化すると影も変化する。
逆に言えば影を変化させてしまうと、実体はそれについていかなければならない。
だがこの魔法は、闇の属性効果で実体と影を破壊、直ぐさま光の治癒で実体だけ治す、すると見事に影だけ切れたように見えるのだ。
「う、うわぁ、うわぁぁぁ、来るなあぁぁぁ!」
「終わりだ…」
ザンッ
俺は天野以外のやつらを潰し終えると、天野にトラウマを作るべく、封印を解いていく。
最初のコメントを投稿しよう!