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この魔魔法は相手を発生させた赤黒い渦に吸い込みその中で術者が解除するまでその人物が最も恐れる出来事又は物が現れる、まるで悪夢のように。
しかしこれは長時間相手を吸い込んだままにしておくと、その人の精神が崩壊する恐れがある、
俺は10分たったしそろそろ頃合いだなと思い、魔法を解除する。
すると体を震わせうずくまっている天野が出てきた、なんかぶつぶつ言ってるけど精神崩壊してねぇよな?
俺は不安になりながらも天野に近づくがあることに気付いて立ち止まった。
「やべ、今のあいつが俺の姿をみたら発狂してくるよな………封印!!」
俺は魔魔法を再び封印しもとの姿に戻った。そして天野に再度近づき声をかける。
「おぉ~い壊れてないかぁ?」
「あぁ…あ…あぁ…」
「おぉ~い!」
ゲシゲシ
軽く蹴ってるとひいぃ~ごめんなさい~とか言いながら後退していく。
「あ、おいちょっと待てよ、お前にゃやってもらうことがあるんだよ」
「な、なんでしょうか?」
完全に怯えてるな、どうやらトラウマはできたようだ。
「お前には純血思想を内側から変えてほしいんだ、人間としての誇りを持つのはいいことだと思うけど、古いしきたりを安易に信じて獣人やエルフを差別するのは良くない、獣人やエルフにだって誇りはあるんだ、人間と何1つ変わらないよ」
俺が話している間に少し落ち着いたのか、いつものような雰囲気で、
「わかった…でも幹部の人たちはそれこそ古い時代の人たちだ簡単には変えられないよ」
「まぁやらないよりましだろ?それとお前は今度また差別するようなら…わかってるよな?」
俺は殺気を発しながら天野に問いかける。それに怯えた天野は、
「わ、わかってるよ、もうこんな目に合うのはこりごりだ、それに君の話しは筋が通ってる、僕らが間違ってたんだと気付かされたよ」
「よろしい」
俺はそう言って天野に背を向ける、そして焔のはった結界を闇の魔力で破壊する。
すると直ぐに光たちが駆け寄ってきた。
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