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「和馬、おまえ彼女いたのかよ」
恵斗くんが教室に入ってきて、近くで見てもやっぱりイケメンだと思った。
ん?彼女?
「うん。恵斗くん、だまっててごめんね」
「ばか、勘違いされるじゃん」
「ふーん、違うんだ」
目を細め、口角をあげるその顔は何か企んでいそう。
ベタベタする和馬をひっぺがし席に座る。
「こいつは俺の親友、恵斗!んでこっちぎ俺の大事な女、由香里」
「幼馴染みね」
「よろしく、由香里ちゃん」
「あ、よろしく、です」
恵斗くんはあたしの前の席を後ろ向きに座りあたしの頬に触れた。
「あんたMだろ」
「なっ!!」
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