残った夜を

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部屋を出た刑部の後ろ姿がまだ目に焼き付いている このまま起き出して刑部の部屋に行くのもいいが、久方振りに取った休息に、 どうやら自分の身体はまだ浸っていたいらしい 諦めて再び床に入るが、やらに何だか物足りない 秋の初めだというのに、虫の音一つ聞こえないから不思議だ
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