【本文】月遊び｜17ページ - 小説投稿エブリスタ

打ち掛けを持ってきたのは正解だった。この寒さに薄着一枚で出歩いていたら、さすがの自分でも風邪をひいたかもしれない …そうなれば刑部に迷惑をかけてしまう、それだけはならないぎゅっと肩にかけ直しながら来たのは、黒田官兵衛の部屋だ声も掛けずに、すぱんと戸を引けば、案の定、官兵衛は三成が来たことに気付くことなく寝ていた

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