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彼はアメリカの上空に座っていた、
そう、最初の標的はアメリカ
人間界で一番強いらしい…
「スーパーヒーロー…か…楽しみだ…」
彼は不敵に笑った―
「先ずは一発…重力-グラビティ-…」
音にもならない程の爆音が遥か上空に居る彼の耳まで届く…
「半分ぐらい潰したし…行くか…」
彼は舞い降りる―
「貴様が、これを?」
俺は目の前に佇んでいる男に恐怖していた…
足の震えが止まらない…
しかし、引くわけにはいかない…
「お前、もしかしてソー?」
「っ?!!」
「図星か…てか格好からして明らかにソーだもんな(笑)」
ソーと呼ばれた男は、先手必勝と言わんばかりに駆け出そうとする…
「…?」
しかし、自分の身体が縫いつけられたように動かなくなっていることに気付く
「何をした!!」
彼は不気味に笑う―
「何をした?…答えは…“何もしていない”だ…自分の身体に感謝するんだな…その脅えている身体にな、お前は俺に恐怖しているのだ、神とてやはり生き物、感情があるのだ…その恐怖という感情が限界を超えて身体を支配している…最早お前の意志などではどうにも出来ないほどに俺に恐怖しているのだよ、生き物で有る限り俺には勝てん、そんな奴には興味がない。帰っていいぞ?」
「………」
「死んだか…ちょっと殺気込めて話しただけなのに汗…神とは脆い物だな…」
「さて、次はロシアって所か…てか、国増えすぎだろう…」
彼は、そう呟いて消えた…
「…少し冷えるな…」
「白の終焔-ホワイト_フレア-」
ロシアの大地が白い焔によって火炎地獄と化す…
「おっと、皆死んでしまいそうだな…重力-グラビティ-」
「消火完了…」
「ついでにもう少しクレーター増やしとくか…」
彼は飛ぶ―
上空…彼は手に重力を纏わせる
「クリクリクリクリクリクリクリクリクリクリオーマイギャツビー!!」
重力の塊を地球に向けて飛ばす
「こんなもんか…よし、帰るか」
彼は王座に座り昨日と同じ様に魔力を地球にバラまく…
「ジェンジンルイヨ、ドウダオレノチェカラガワカチャカ!!マダマダコンナモンジャナイゾ!!」
「ふぅ、こんなもんか…寝よ」
世界が一つになるまで
―あと、3日―
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