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「うんっ」
なんだか嬉しかった。
初めての友達ができたみたいで。
よしっ、とゆうくんが言ったと思ったら、私の手を掴み席へとむかっていった。
そして、私の席に座る女の子にむかって
「そこ、はるの席なんだけど。邪魔」
冷たく低い声で言い放った。
優しいゆうくんがまるで別人のようだった。
ゆうくんの目には感情が見えない。
でもなんだか、少しだけだけど
悲しみを感じた。
まるで、あの人のような…。
「は?あっ…ごめん」
渋々、といった感じで退いでくれ、私を横目で睨んできた。
気にしない、気にしない。
「はる?座れば?」
またさっきのゆうくんにもどり、くしゃって笑った。
その場に微妙な空気が漂ってる…!!
な、なんかいったほうがいいのかな?
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