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ってことは…
イケメン君は宮沢くん!?
隣だっ!やった!
…でも席にたどり着けそうにないんだけど。
私の席には、
すでに知らない子が座っていた。
「…どうしたの?」
後ろを振り返ると、
明るい茶色の髪の毛の優しそうな男の子がたっていた。
「えっと…席が…」
「ん?席?名前は?」
「吉野…」
「吉野さん?あっ俺の隣ぢゃんっ」
「え?」
隣ってことは、
「俺は野村!野村裕」
野村くん。
笑うと顔がくしゃってする。
優しそうな人でよかったあ。
「目…」
「え?」
「野村君の目、綺麗だね」
色素の薄い野村君の目はとてもきれいで、なんだか安心した。
「え…」
大きな目をさらに大きく見開いてから
ありがとう、とても嬉しそうに野村君は笑った。
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