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和やかに始まった会食。
次から次へと出てくる料理はどれも美味しくてビールがすすむ。
「でんさん、おいひいでふっ」
アツアツの天ぷらを頬張って、冷えたビールを流し込む。
まさに至福。頬が緩みっぱなしだ。
「そうだろ、旨いだろ。 納豆の天ぷらは絶品なんだ」
「はい、初めて食べましたけど、本当に美味しいですっ」
納豆と長ネギを絡め衣をつけて揚げた天ぷら。
長ネギの甘みと納豆の豆の味が香っていくらでも食べられる。
「じゃ、これはどうかな」
次に目の前に出されたモノは。
「饅頭、の……天ぷら!?」
温泉などで見かける茶饅頭が白い衣をまとって出てきた。
「あ、俺の好物」
小笠原がすかさず言う。
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