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紅葉「誰かが…囮になるんです」
零「囮?」
怜「成程…あえて金目の物を身につけて盗賊に狙われる、
そして素直に渡して引き上げる盗賊たちを尾ける訳か…」
紅葉「はい、あまり気の進まない作戦なのですが…」
リリス「でも、良い作戦ではあるわね」
零「なら…僕が囮に…」
迅「お前ばかり良いとこ渡せるか!!俺が囮になる」
美月「いえ…私にやらせてください」
迅「え?」
紅葉「美月!?」
美月「此処は…女の子の方が狙われると思うんです
それに、私の住む街の問題でもあります
これくらいの協力はさせてください」
紅葉「それなら…言い出しの私が囮になるわ」
美月「盗賊達は紅葉の存在を知っている…
恐らく警戒して襲ってこないと思います」
紅葉「何で…私を警戒するの?」
美月「紅葉の力です」
紅葉「…」
零「紅葉に特別な力が?」
美月「はい、結界を張ったり…他にも様々な力を秘めてます」
紅葉「でも…だからって美月を…」
美月「大丈夫ですよ、素直に渡せばきっと何もされません」
紅葉「…わかったわ…」
零「なら…僕達が後を追うか…」
紅葉「…当然の事ですが奴等に…」
リリス「気付かれてはいけない…
でしょ?
みなまで言わなくても解るわよ」
紅葉「…では、作戦はこれで行きましょう」
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