695人が本棚に入れています
本棚に追加
/305ページ
「見かけないけど、転校生なの?」
「うん。他に転校生居ない?王道転校生とか…」
「おうど…う?」
しまった。しまった。しまった。なんで王道なんてワードを言ってしまったのか。
「いや、なんでもないや。気にすんな、てか、気にしたら負けだから。」
「は…?」
チンプンカンプンだろうな。
「あのさ、案内してくれない?」
「あぁ、いいよ。」
「ありがとう!」
にへっと笑うと薫は「別に…」と言い前をむいて歩き始めた。
歩くの速すぎる。
はえええーよ。
「待ってっ…薫っ!」
そう言うと薫の裾を掴む。ぎっちりと。自分には萌えの要素がないのはわかっている。
てか自分は見る派なんだ。
最初のコメントを投稿しよう!