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カナちゃんはいつも独りぼっち。
夕暮れ時の公園で、カナちゃんはいつものように一人で砂場遊びをしていました。
その内、心配して母親が迎えに来ました。
「こんな遅くまで何やってるの!?早くうちに帰るわよ!!」
そう言って怒る母親に対して、カナちゃんは何も答えずその場を動こうとしません。
しびれを切らした母親はカナちゃんの腕を掴んで強引に連れて帰ろうとします。
だけど、カナちゃんは力一杯抵抗してやはり動こうとしません。
「どうしてお母さんの言う事が聞けないの!!こんな抵抗して、後でどうなるか分かってるの!?ねえッ!!?」
掴まれた腕の痛みや怒鳴り声にカナちゃんはついに泣き出してしまいました。
そして、大声で言いました。
「私のお母さんじゃない!!!」
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