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「正美には夢とかあるか?」
「夢?無いかなぁ。」
だって今が真っ暗だから。
「そっか。オレの夢は社長になりたいんだ。」
「あはは。和也君らしいね。」
和也君は少し不機嫌そうな顔をしてきた。
「なんで笑うんだよぉ。」
「だって社長ってアバウト過ぎるじゃん。」
「オレは真面目に言ってるんだ!」
「ごめんごめん。きっと和也君ならなれると思うよ。」
「だろ?」
こうやってアルバイト帰りに何気ない会話をしながら帰るのは私の中で一番幸せな時間だった。
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