現実

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私はなんのために学校に行ってるんだろ。 だんだん疑心暗鬼になっていく私。 だんだん人間不信になっていく私。 周りの友達は私から離れて行く。 なんで?私はなにもしてないのに… 「あっあれ!?」 下駄箱に入ってるはずの靴がない。 その時、私の後ろを笑いを堪えて通る影 カイリ? 「なに見てんの?」 「私の靴知らない?」 まるで見下したように意地悪い笑みを浮かべるカイリが犯人だと分かってる。 「はぁ?知るわけないじゃん」 それだけ言うと背中を見せて学校から出て行ってしまった。 問い詰める勇気も無く問い詰めたとしても場所を教えないのは分かってる。 どうしよう…今日バイトがあるのに… 仕方なく私は靴を片方だけ持って上履きのままで帰る事にした
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