現実

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「おっ!正美ちゃん待ってたよ!」 「はい!すぐ出ますね!」 アルバイト先の店長はとても気さくな人で私が唯一明るく出来る場所だった。 「はい!いらっしゃい!正美ちゃんそっちのカウンターよろしく!」 「はーい!」 不思議だよね。 学校でも友達でも家でもなくアルバイト先が楽しいなんて。 「こら和也!そっちは違うだろ!」 「すいません!すぐ行きます!」 あっ、もう一つ楽しい理由がある。 この和也って男子がいるから。 見た目はかっこいいけど少しおっちょこちょいで見て居て楽しいっていうのもあるんだ。 今日のアルバイトはお客さんが多くて疲れたな~。 「正美帰ろうぜ!」 「うん!」 私はきっと和也君に恋をしてるんだと思う。
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