第一章†男子校に転入しちゃいます!

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「なんか、凄い人ですね」 あ、笑ったー!!って、 本当だ。なんか予想してたより分りやすい。 ほんっと上部ですって感じじゃん。 「分りやすい作り笑いだね。 もうちょっと分かりにくくしなきゃ!王道じゃないよ!」 いや?まぁね?王道だけを求めてる訳じゃないよ? 非王道でもそれはそれでいいけどさ! 萌えるんだけどさ! 「せっかく副会長で王道フラグ立ててんだから貫こうよ!」 作り笑いのまま固まった副会長さん。 「…あはは、バレちゃったか」 え?あれ? 「図星つかれて鈴無に怒り出すと思った…」 隣でほとんど僕の思考を代弁したようなことを呟いた水輝。 「でも、時間ないんで行きましょうか」 え?え?なに、この非王道? 有り得ないよ?? 予想外すぎるよ!!? 僕がなんのために来たと思ってんのさ!!? 「期待通りになんか、なってやらないって…ふふ」 あれ?今何か副会長さん言ったけど…声小さくてちゃんと聞こえなかったや。 「?光寛さん、今なんか言ったか?」 またも僕の気持ちを代弁してくれた水輝。 「いえ?さ、早くいきましょう?」 綺麗に流された。 分かりやすい笑顔で。
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