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気が付くと私は全てを坂田銀時という男に話していた
坂田銀時は顔色1つ変えずに私の話にそっと耳を傾け、ジッと見つめてていた
その目はすごく真剣だった...
「...考えてたのはそれだけです... ね? くだらない事..」
言い終わる前に坂田銀時が私を強く抱き締めた
「もう、自分の運命を呪ったって仕方がねぇーじゃね? だったら限られた運命の中でもたくさん足掻いて足掻いて、足掻きまくって... 幸せを見つけるしかねぇーんじゃねぇーか?」
「私の幸せ...?」
「あぁ、お前がこれが一番幸せだって思うことをこれからは先、見付けていきゃーいいんじゃねぇーの? 誰だって不幸ばっかじゃねぇーよ」
...私は刺客...
これは一生変わらない
私の運命..
でも...この運命も何かの縁かもしれない
なら、この限られた時間と運命の中で必死に足掻いて幸せな運命を掴めばいい
もっとも...私にはそれはできるか分からないけど..
やってみる価値はあるかもね...
私は再び歩き出そうと決めた
"刺客"という名の道を..
貴方のお陰でこんな考え方ができるようになった...
ありがとう、坂田銀時さん...
END
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