28人が本棚に入れています
本棚に追加
その部屋で、真司とはいろいろなゲームをして遊んだ。ビデオゲームもよくしていたが、すぐに飽きて最近ではシンプルなトランプやボードゲームをやることが多い。
中でも、真司のパパが教えてくれた将棋はシンプルなルールだが、奥が深く飽きずにずっとやっていた。
ある日、いつものように二人で将棋を指していた。
もうほんの数手で真司の王様が詰みというとき、真司が将棋の駒を使って学校の友達を教えてあげると、将棋盤をぐちゃぐちゃと掻き混ぜた。
はじめの頃は、これでよくケンカになったが、こと将棋に関してはいつも私が勝つので、これが彼の投了の仕方だと思うようにした。
それに、真司の学校の話には、とても興味があった。
最初のコメントを投稿しよう!