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『なんでっ!なんでヒョクがいるの!?』
私は、そう繰り返しながら床に座り込んでしまう。
『会いたかったから。』
とヒョクがしゃがみ込みながら、私に言う。
その言葉を今日だけは聞きたくなかったし、言わないで欲しかった。
私は今日、最高に惨めだ。
こんなことなら、帰って来なければ良かったのに心の何処かでヒョクが来てたら会いたい。
そう思って帰ってきてしまった自分が惨めで情けなくて、壊れてしまいそうだった。
ヒョクがこんな日に私に会いに来ても、それでもヒョクに会いたくなる自分に腹が立った。
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